モンテッソーリ教育をご存知ですか?
イタリアの医者であり、教育学者 マリア・モンテッソーリが提唱した、子供は自分で自分を育てることができるという教育方法です。
最近では、将棋の藤井聡太四段などがモンテッソーリ教育を受けていたとして話題になりましたね。
モンテッソーリ教育の綜合研究所のサイトなどもあります。
専門に教えてくれる子供塾などもありますが、
料金が高くて無理・・・
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、多くのお金をかけなくても、
- 0歳の赤ちゃん
- 1歳の赤ちゃん
- 2歳の幼児
のころにおうちで楽しくモンテッソーリ教育ができるアイデアをご紹介します。
0歳児向けにモンテッソーリ教育として使える手作りおもちゃ
まずは0歳児からご紹介します。
ベッドにモビールをつるす
まだ動くことができない0歳の頃にまずおすすめなのは、モビールをベビーベッドの上に吊るしてあげることです。
ゆらゆらと揺れるモビールの動きに赤ちゃんは真剣になり、目で一生懸命に追いかけようとします。
この追いかける動作が、赤ちゃんの視覚の発達にとても有効とされています。
鏡を置いてあげる
寝んねの頃からおすわりができるようになる生後半年くらいまでにおすすめなのは「鏡」。
鏡に写った自分を見て、赤ちゃんは「これが自分だ」と認識できるようになります。
自分と同じ動きをすることを発見し、自分が今どんな状態で、どんな風に動いているのかを感じることができるのです。
赤ちゃんが見やすいように、できるだけ低い位置で、横に長い鏡を置いてあげることで効果が上がりますよ。
顔や体を触ってあげる
おもちゃが必要のないモンテッソーリ教育の方法もあります。
歌を歌いながら、赤ちゃんの体や顔を触ってあげましょう。
触るときに「頭」「ほっぺ」などど部分の名前を言いながら触ってあげると、赤ちゃんは「ここが自分の頭なのか」と感じることができ、自己認識力が上がります。
歌はなんでもよいのですが、おなじみの「あたまかたひざポン」や「ちょちちょちあわわ」など昔からのわらべうたもおすすめですよ。
1歳児向けにモンテッソーリ教育として使える手作りおもちゃ
次に1歳児の赤ちゃんにできるモンテッソーリ教育の方法をご紹介します。
紐通し遊び
保育園等でもみかけますが、長い紐にウッドビーズなどをひたすら通していく遊びです。
単純作業ながらも、子供がやり始めるととても真剣に通そうとします。
集中力や手先の器用さが養われる、代表的な遊びです。
ウッドビーズはおもちゃ屋さんなどでも売っていますが、ない場合はストローで代用したりしてもOK。
ただ、穴が小さいと、小さい子供には難しいので、厚紙に穴をあけて作ってあげてもいいですね。
4~5歳くらいになると、器用さもどんどんあがるので、紐を細く、ビーズを小さくして難易度を上げてレベルアップしていけますよ!
洗濯バサミ遊び
おうちに必ずある洗濯バサミも、立派なおもちゃになります。
洗濯バサミは、大人であれば何となく閉じて開いてができますが、親指・人差し指・中指を上手に動かさないとできないので、実はあの動作は小さい子供には難しいもの。
親指・人差し指・中指の3本を鍛えることは、お箸をもったり物をつまんだりする動作にも繋がります。
遊び方は簡単で、洗濯バサミで厚紙を挟んだり、洗濯バサミ同士をつなげたりするだけ!
カラフルな洗濯バサミを使えば見た目も楽しいです。
気づいたらたくさんつなげていて、アート作品ができていた!
なんてこともありますよ。
色水遊び
色をつけた水を混ぜて色の変化を楽しんだり、布に色をつけたりして遊びます。
水に色をつけるのは絵の具等を溶かしても良いですが、お散歩中に草花を摘み、それをすり鉢ですりつぶして水に入れてあげます。
そうすると自然にきれいに色がつくので、こうして遊ぶのも自然に触れる機会となり、良いですね。
2歳児向けにモンテッソーリ教育として使える手作りおもちゃ
最後に2歳児の幼児にできるモンテッソーリ教育の手作りおもちゃをご紹介します。
おはし・トング遊び
手先の器用さを鍛えられる2歳頃。
「つまむ」ことや「はさむ」ことが上手になってきます。
前述した洗濯バサミ遊びもそうなのですが、少しレベルをあげてトングで何かをつまむ遊びもおすすめです!
あまり小さいものをつまむのは難しいので、最初は手芸店等で売っている飾りに使うポンポンを使うのが簡単で良いですよ。
柔らかいのでつまみやすく、小さいお子様でも楽しめます!
お皿を2つ用意して、一方にはポンポンを入れ、もう一方は空にしておきます。
ポンポンの入ったお皿から、トングを使って空のお皿にポンポンをうつしていきます。
上手になってきたら、ポンポンをそら豆・小豆・ビーズなどちょっと硬かったり小さいものに変えると、大きくなってからも長く遊べますよ。
ダイナミックお絵かき
ノートや画用紙に描くのもよいですが、たまには大きい模造紙を用意して、思いっきりダイナミックに描かせてみましょう!
しばらくじっとできる4,5歳くらいになったら、お子さんに模造紙の上に寝転がってもらって、お子さんの「型」をとってみまししょう。
顔を描いたり、お洋服を色々と着替えさせたり、体をいろんな色に塗ってみるのも想像力が膨らみますね。
展開図遊び
使い終わったボックスティッシュや、ジュースのパック、ダンボールなど、すぐに捨ててしまわずに、切って展開してみましょう!
展開して広げたら、また組み立ててあげて、
これがこんな風に組み立てられるんだよ~
と教えてあげましょう。
お子さんの空間認識力が鍛えられ、図形への関心も育まれます。
慣れてきたら展開した形から、組み立てていく遊びにレベルアップ!
まとめ
今回は、お父さんお母さんと一緒にできるモンテッソーリ教育を取り入れた遊びをご紹介しました。
学校の勉強にされたら難しくて嫌になっちゃうことも、お父さん・お母さんと一緒なら楽しい遊びに大変身!
注意点とポイント
少し注意が必要なのは、お子さんが集中しているときは声をかけずに静かに見守ること。
そして、間違いを否定しないこと、です。
遊びに間違いはありませんから、何でも思うようにどんどん挑戦することが大切です!
お子さんの力を信じて、興味や想像力集中力をどんどん伸ばしてあげましょうね!
モンテッソーリ教育についてもっと詳しく知りたい!
という場合は、財団法人才能開発教育研究財団さんが提供している、日本モンテッソーリ教育綜合研究所のサイトをご覧ください。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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